私たちは、地域の皆さまの
こころの健康をささえる
「かかりつけの」
精神科病院をめざします。

ご挨拶

聖台病院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

2025年4月1日より聖台病院の院長に就任いたしました吉澤門土(よしざわもんど)です。私は、2006年に旭川医科大学医学部医学科を卒業し、初期研修終了後、約15年にわたって同大学の精神医学講座助教として精神医学の診療・研究・教育に携わりながら、精神科医としての経験を積んできました。とくに睡眠医学やてんかんを専攻し、医学博士を取得しました。また、同講座の医局長、旭川医科大学病院精神科神経科の外来・病棟医長を歴任してまいりました。2023年10月より、大学病院で培った自らの知識や経験を生かして地域医療に貢献したいという思いから、ご縁があり聖台病院に入職しました。

聖台病院は、1979年に北海道上川郡東神楽町に開設された精神科病院で、約45年にわたって地域に密着した精神科医療を行ってきました。当院開設時に、豊かな自然環境の中で患者さんに療養していただきたいという願いから何本もの若木が移植された病院の敷地は、45年を経た今、緑が生い茂る森の様相に変わり、四季折々に美しい景色をみせ、野生動物も頻繁に訪れて皆を楽しませてくれています。

これからも私たちは、地域の皆さまがいきいきと自分らしく生きることができるために、日常的な診療や健康管理を相談できる身近な精神科病院でありたい。聖台病院は、そのために以下の取り組みを行ってまいります。

1.学会専門医による精神疾患の早期診断・早期治療
精神疾患は、早期診断・早期治療によって症状の悪化を防ぎ、症状の回復を早めることができます。一方で、精神疾患には似た症状を示すものが多いため診断が難しいことがあります。
当院では、日本精神神経学会専門医、一般病院連携精神医学専門医、日本睡眠学会総合専門医、精神保健指定医の資格を持つ専門医が診療にかかわります。
私たちは丁寧な診察や説明を心がけ、患者さま一人ひとりに寄り添った安心できる医療を提供いたします。

2.メンタルヘルス(こころの健康状態)の維持・向上による精神疾患の発症予防
メンタルヘルスとはこころの健康状態を意味します。こころが不調の時には、落ち込みやすい、イライラする、眠れない、食欲がない、めまい、耳鳴り、頭痛、肩こり、動悸、息苦しさ、胃の不快感、便秘、下痢などさまざまな症状がみられます。
こころの不調は、人に相談しづらいために回復に時間がかかり、症状悪化によっては種々の精神疾患(うつ病、パニック障害・不安障害、睡眠障害、依存症など)の発症につながります。
私たちは、地域の皆さまが安心して生活できるように、日々のストレスによって起こりやすいこころの不調の改善に取り組みます。

3.受診を希望される患者さまの迅速な受け入れ
外来初診を希望される場合には、できる限り早く診察させていただきます。また、入院治療を希望される場合にも、待ち時間が少なく入院できるように努めます。また、患者さまの状態に応じて緊急性の高い場合には、即日の外来初診や入院治療にも対応いたします。
外来初診および入院治療を希望される患者様は、受付時間・診察時間内にご相談ください。ただし、夜間・休日の対応は行っておりません。

4.社会復帰に向けた取り組み(デイケア、作業療法、地域生活支援)
当院では、多職種で構成される専門スタッフ(精神保健福祉士、作業療法士、看護師、臨床心理士、管理栄養士など)によって、患者の日常生活や社会生活能力の回復を支援し、地域社会や社会参加への復帰を支援しています。
デイケア、作業療法、地域生活支援(医療相談、退院支援、訪問看護)の詳しい内容については、当院ホームページ内の詳細ページを是非御覧ください。

5.かかりつけ精神科病院としての当院の取り組み
私たちは、多職種(介護福祉相談員、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士など)、障害福祉サービス、行政機関などと連携しながら地域における患者の生活を支援します。

具体的な支援例
○ケアマネージメント:患者が必要とする医療や福祉のサービスを検討し、それらが受けられるように調節します。
○急性増悪時等の対応:症状悪化時の相談窓口となり、必要な医療を提供します。
○訪問診療や訪問看護の提供
○他科連携、身体合併症等への対応:一般内科と連絡をとりあい、協力して医療を行います。

最後に、私たちは、地域の皆さまと安心と信頼で結びついた顔の見える関係を築きたいと思っています。精神科病院といったら聖台病院と言ってもらえたり、医師やスタッフの顔が思い浮かんだりするように。

聖台病院は、地域の「かかりつけの」精神科病院をめざします。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

医療法人六樹会 聖台病院
院長 吉澤 門土

理念

医療の力で"人生"を変えていく

Philosophy 01

VISION 聖台病院は

  1. 治療だけではなく、病気による“貧”を無くす病院である
  2. 「病(体)と気(心)」どちらもみていく病院である
  3. 救急総合診療医療の普及と発展に貢献する病院である
  4. 時代に応じた医療を提供し、地域に必要とされ続ける病院である
  5. 困難なことや新たなことに挑戦し続ける病院である

Philosophy 02

行動指針 私たちは

  1. 地域医療を重視し、迅速に救いの手を差し伸べる
  2. 常に革新的なサービスを提供できるように心がける
  3. 一般医療、救急医療ともに高いレベルを保ち、成長していく
  4. 職員は平等であり、共通の夢と理念を持つもので組織を作る
  5. 安定した経営を維持して、病院発展に貢献する
  6. 医療のみではなく、人材育成、臨床研究、文化交流にも積極的に取り組む
  7. すべての患者さんに平等な医療を提供する
  8. 医療におけるイノベーション&リノベーションを実践していく
  9. 目の前の利益よりも、「人」と「正しさ」を大切にする

Philosophy 03

病院憲章 私は

  1. 私たちのやる事の中心には患者さんがいることを忘れないこと
  2. どのような症状でも、それはその“ひと”のせいではなく、“病”のためだと思うこと
  3. 苦しんでいるのは本人だけではなく、その家族も苦しんでいることを忘れないこと
  4. 目の前の“ひと”は病人である前に、その“ひと”には誇りある素晴らしい人生があることを忘れないこと
  5. 今日の驚きは、明日の日常であり、日々に流されないこと
  6. 小さなことにこそ、気を配れる目線をもつこと
  7. 愚痴を言うより、どう変えるかという未来を語ること
  8. やりがいは自分で見つけていくこと

患者の権利と義務

患者の権利

  • 患者さんは、平等かつ安全で良質な医療を公平に受ける権利があります。
  • 患者さんは、ご自身の病気や治療方針について、理解しやすい言葉や方法で納得できるまで十分な説明と情報を受ける権利があります。
  • 医師から提示された治療方針については、患者さんご自身で選択し、決定することが出来ます。
  • 患者さんのプライバシーは、常に保護・尊重され、配慮を求める権利があります。
  • 患者さんまたは、ご家族は当院での診断・治療方法に関してセカンドオピニオン(他の医師の診断)を受ける権利があります。
  • 患者さんは、診療録の開示を求め自己の健康状態について十分な情報を得る権利があります。
  • 患者さん及びご家族の方は、病院内での安全な環境を提供される権利があります。
  • 患者さんが未成年者、あるいは法的無能力者である場合は、法定代理人(法律上の権限を有する代理人)に権利があります。
  • 意識のない患者さん、あるいは自己の意思を表現できない患者さんのインフォームドコンセントは、法定代理人に求めます。法定代理人不在時にて、医療処置が緊急に必要になった場合は、医療処置を拒否する意思を明確にしていない限り、患者さんの承諾があったものとみなし、救命に努めます。
  • 患者さんは、人道的な末期医療(ターミナルケア)を受ける権利、及びできる限り尊厳と安定を保ちつつ死を迎える為にあらゆる可能な支援を受ける権利があります。
  • 患者さんは、精神的および倫理的慰安(自分で選んだ宗教の聖職者の支援を含む)を受ける権利を有し、また拒絶する権利があります。
  • 患者さんは、痛みを緩和する要求をする権利があります。
  • 患者さんは、自己の病気に対する医療情報サービスに関する選択が行え、ライフスタイルや疾患の予防・早期発見の情報を得て保健教育を受ける権利を有します。
  • 患者さんは、患者さんが理解できるコミュニケーションを取る権利があります。病院は、必要に応じ無償で外国語通訳を提供致します。

患者の義務

  1. 正確な情報提供を行う義務
    患者さんは、主訴、現病歴、既往歴、入院歴、手術歴、内服状況、疼痛、アレルギー及び他の健康問題について正確な情報を医療者に伝える義務があります。
  2. 治療に関わる指示を遵守する義務
    効果的な治療にする為、医療者からの説明に基づいて同意された治療計画等を遵守していただく義務があります。
  3. 他の患者さんへ配慮する義務
    他の患者さんのプライバシーや個人情報及び権利を尊重する義務があります。また、他の患者さんに迷惑を掛けない為に当院で定められたルール等を守る義務があります。
  4. 迷惑行為を行わない義務
    他の患者さんや見舞客及び職員等に対して嫌がらせ、暴言、セクハラ等の反社会的行為などを行った場合、法的措置等を取らせて頂く場合があります。
  5. 医療費の支払い義務
    当院で受けた医療に基づき請求された医療費について、当日または、指定する期日までに支払う義務があります。

施設紹介

病棟

1F病棟
2F病棟
東病棟

社会復帰関連

作業療法棟
医療相談室

スポーツ施設

パークゴルフ場

建築家 藤本壮介氏の建物東病棟、作業療法棟

院内行事

1月

書初め・初詣

2月

節分豆まき

3月

ひな祭り・お茶会

5月

花見

7月

七夕

8月

開設記念・院内夏祭り

9月

運動会、収穫祭

12月

クリスマス会

その他 各月で細かいレクを行っています

医師紹介

名誉院長 向井 ゆり

精神保健指定医

趣味:音楽鑑賞など

院長・医学博士 吉澤 門土

精神保健指定医
日本精神神経学会専門医・指導医
一般病院連携精神医学専門医・指導医
日本睡眠学会総合専門医

副院長 増田 栄市

精神保健指定医

英国留学の経験を生かし、患者さんにとって負担の少ない治療や在宅での治療に積極的です。

趣味:音楽鑑賞など

PAGE TOP